おいでよ!ワインの沼

ワイン沼の住人・ユキシバによるワイン日記&初心者目線の豆知識

【遠征先でワイン試飲】昼間からエノテカで白ワインの経験値を積んでた話【エノテカワイン部】


ワインの沼からごきげんよう、ユキシバです。

 

今回は先月の思い出話をしたいと思います。

 

先月は音楽系のイベントに出店するために東京に遠征していたため、準備やらなにやらでブログ更新が滞っていたわけですが…

遠征中もきっちり飲んでおりました笑

 

今までは遠征するたびにデカ盛りのお店を巡るのが定番ルートでしたが、これからはワインの飲めるお店を巡るのが定番ルートになりそうですね…

 

 

さて、今回の遠征では初めて川崎を訪れました。

想像の10倍は栄えてましたね(失礼)

駅で迷うのも余裕でした…

 

で、「あっちの方向に行きたいんだけどどこから行ったら良いんだ??」と、駅併設のアトレ川崎内で迷っている時に、偶然にもエノテカを見つけてしまったのです…!

し  か  も  バ  ー  付  き  !  !  !  !

 

なんと羨ましいことか…!

 

せっかく外で飲むので、普段は買わない、何か新しい学びのあるテーマが欲しいところ。

いつもは濃い赤ワインびいきだから今日は白ワインを勉強してみよう!となったのです。

 

ゆくゆくはワインエキスパートも取りたいことを視野に入れると、白ワインの味を覚えるのは重要。というわけで、この日は昼間から白ワインを飲んで勉強してきました!笑

 

昼間から白ワインを飲んで学んでみた

ブルゴーニュ白ワイン

1本目はこちら。

レ・セティーユ・ブラン

産地:フランス・ブルゴーニュ

品種:シャルドネ

価格:約2700円

 

正直な話、シャルドネは今まであんまり飲む気がしませんでした。

シャルドネはフルーティで飲みやすいんだけど、なんだか定番過ぎるというか飲みごたえがなさそうだな~というかで、僕の中ではいつもメルローやシラーの陰に隠れてしまっていました。

 

 

しかしそんな僕を変えたある1冊の本。

それが『図解ワイン1年生』。

 

 

ワイン2年生になったタイミングで読んだこの本。

ワインの個性や選び方を漫画でわかりやすく解説しており、恐らくワイン初心者向けの本の中では一番有名なのではないでしょうか。

 

~~~~🍷内容🍇~~~~

適当にワインを選ぼうとしていた主人公がさらわれ目を覚ますと、そこはワイン用ブドウが人の姿で暮らす世界。

ワイン用ブドウ達と共に高校生活を送りながらワインについて学ぶ!

~~~~~~~~~~~~

 

擬人化したキャラクター一人一人がブドウの個性をキャッチ―に表現してて愛着がわくんですよね…

萌えキャラ臭くないのも高評価👍

 

マンガで学ぶ系の本ってなんとなく手が伸びなかったのですが、これはついつい読み進めてしまいましたね…!今まで読んだ本で、読み終わってしまうのが寂しいと感じた本はワイン1年生だけです

 

 

味わい的にはメルローカベルネ・ソーヴィニヨン、シラーらへんが推し推しの推し。

しかしキャラクター的な意味ではシャルドネちゃんガチ勢なのであります(影響されやすさに定評のある男)

 

シャルドネちゃんオタと化したなら、シャルドネちゃんの味わいも学ばねば!となったわけですね笑

 

シャルドネの白ワイン

シャルドネちゃんの聖水、フルーティな香りがするでござる…(気は確かか!)

 

真面目な話をすると、ブルゴーニュのワインっていうだけで気難しそうなイメージが先行してしまい、今までなかなか手を出せずにいました。

 

しかし、きっとこういうのは飲んでみないことには始まらないですよね。

 

 

早速ひと口…

 

!!!

 

わかりやすくてスッキリしつつもあざとくなく、口の中に留めておきたくなる味!

 

果物でいうと、林檎みたいな香り🍎

きっとこのシャルドネちゃんは素直で心の優しくて、それでいてシュッとしていて所作が綺麗なんだろうなぁ、なんてイメージが浮かびます。

 

作り方や産地によって色んな味わいに変化するシャルドネ。以前飲んだチリやアメリカのようなふくよか系とも、同じフランスでもマコンのフルーティ系ともまた違う、より涼しく、純朴な印象のある果実味。

 

僕は学びました。

ワインにおいて「わかった気になる」のはご法度・オブ・ザ・ご法度ですな…

ありがとう、シャルドネちゃん…ありがとう、ワイン1年生…

 

 

このブログを読んでくれているシャルドネちゃんガチ勢の方、よければおすすめのシャルドネをコメントで教えてください!

 

独仏リースリング飲み比べ

2本の白ワイン



続いてはリースリングの飲み比べセット🥂

 

デンホフ クロイナッハ・カーレンベルグリースリング・トロッケン2020(写真左)

生産者:デンホフ

産地:ドイツ・ナーエ

価格:6050円

 

トリンバック リースリング キュヴェ・フレデリック・エミール2011(写真右)

生産者:トリンバック

産地:フランス・アルザス

価格:???(2012年だと8728円)

 

まずこの記事を書くためにワインを調べて初めて値段を知ったんだけど、

たっか!!!

こんなたっかいもの飲んでたんか!!←

 

それはさておき、シャルドネの次は高貴なる白ブドウ・リースリングの飲み比べセットでございます🍷

かつては世界で一番お姫s...ごほん。世界で一番高貴な白ブドウとも謳われたリースリング。個人的に今注目のブドウ品種です。

 

若いリースリングと熟成したリースリング、しかもどちらも買うのには少し勇気がいるワインを飲み比べという、なんとも贅沢なひと時でございます…!

 

 

まずはデンホフからひと口…

 

 

あぁ!シャルドネちゃんとはひと味違う!!

 

花の蜜の甘味と林檎のような酸味が混ざったような、とても上品な味わい。

 

果実味をすっきり楽しめるところはシャルドネと共通していますが、こちらはそこへ更に花のような要素が加わってより上品な印象になっています。

 

 

続けてトリンバックをひと口…

 

!?!?

 

!!!(嬉)

 

これか!!これがあの香りなのか!!!(?)

 

そう。それは新品のタイヤのような、ゴム製品のような香り…

 

これはトロールといって、早い話が石油みたいな香りです笑

白ワイン全般に発生することがあるのですが、中でもリースリングは特にぺトロール香がしやすい品種なのです。

リースリングといえば石油の香りみたいな…

 

いやまぁ褒めてる感じは全然しないかもしれませんが、このぺトロール香は葡萄が直射日光から身を守るために作る成分が元となって生じる香り

つまりぺトロール香は葡萄がよく陽を浴び、よく熟している証なのです。

 

もしあなたがリースリングを飲んでいて、石油のようなゴム・風船のような匂いがしたら、「発育の良きリースリングたん…ギュフフフ」と心の中でニヤつくことをお勧めします(※顔に出しちゃわないようにだけ注意!←)

 

モーゼルの畑

↑ドイツは基本涼しいので、日照を確保するために斜面で栽培する地域が多くあります

 

とはいえ、「ぺトロール香」は一般受けの良い香りではありませんし、誉め言葉という感じもしません。だって石油飲みたくないでしょ??←

 

いかに上質なリースリングの証とはいっても、手塩にかけて育て上げたワインのことを石油だぺトロールだと言われるのは、生産者としてはやっぱり複雑なのだとか。

ソムリエの世界では「ぺトロール香」の代わりに「アロマオイル」「菩提樹」「ヴェルヴェーヌ」などの表現が使われるそうです。

 

まぁ僕はソムリエではないので何のためらいもなく「新品のタイヤ」とか言いますけどね!!(表現の自由)

 

一般受けは良くないとは言いましたが、「発育の良きリースリングたんからはぺトロール香がする」という知識を持って飲むと、ぺトロール香も唯一無二で乙なものに思えてくるのがワインの面白いポイント。

 

まとめ

白ワイン

 

今回学んだ白ワイン

🍷ブルゴーニュの上品なシャルドネちゃん

🍷若くてアロマティックなリースリングたん

🍷よく熟して熟成したリースリングたん

 

普段家飲み派なので、外でワインを飲むこと自体とても新鮮でした。

 

店員さんもクールな雰囲気でサービングしてくれたので、「おぉ…雰囲気あるなぁ…」と内心少し緊張していましたが、リースリングが出たタイミングで僕が「香りさっきと全然違いますね!」と言うと途端ニッコニコになりながら楽しそうにリースリングのことを教えてくれました。

 

家でじっくりも良いけど、プロの人とお話しつつ飲むのも楽しくて良いですね🍷

 

 

また、自分白ワインのこと全然知らなかったんだなぁ…と改めて感じました。

 

 

ワインは僕にとっては素直な気持ちで楽しめる趣味です。

赤ワインが好きなら赤ワインだけ飲むも良いのですが、それだけじゃあやっぱり寂しい。

 

毎日朝昼晩と飲んだくれてもまだ飲み切れないくらい、ワインの世界は広いものです。

どうせなら、せめて自分が既に美味しいことを知っているものだけでなく、今まであまり興味がなかった産地・品種にあえて冒険していたいものですね!

 

 

あなたのお気に入りの白ワインはありますか?よければコメントで教えてくださいな!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

次回お会いする日まで、良いワインライフを!

白ワイン飲み比べ
ヴィラ・アンティノリ
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