【煮魚に合うワイン】推しの誕生日にかこつけて南アフリカのピノノワールで優勝する【ポール・クルーバー】
ワインの沼からごきげんよう、ユキシバです。
ワインには直接関係ありませんが、今日は僕の最推し女性ボーカリスト・Fukiさんの誕生日です🎉メタル系シンガーで誕生日がロックの日(6月9日)とはなんという←
それで昨日の夜から今日にかけてYouTubeでカウントダウン生配信をしていたので、こちらも何かFukiさんにちなんだものを用意しながら参戦せねばなるまいと思い。
ふき料理に挑戦してみました←
日本原産の野菜・ふきはカリウムが多く、また古くから喉の不調に効くともされているのだそう。
勿論自分でふき料理なんか作ったことないので、下処理もちゃんと調べながらやりましたよ…(皮って栄養詰まってたりしないかな?捨てるの勿体なくないかな?とか思いながら)
で、調べてみると和食はもちろん洋食のレシピもあって、レパートリーの広さに驚き。
しかしふきを食べると決めた時点で僕の口はもうモード・オブ・煮物になっていたので、とりあえず冷凍庫に眠らせてあったマグロと一緒に煮ることにしました🐡
~~レシピ~~
1・ふきの下処理を済ませる
2・そのほかのお好きな具材を切る(今回はシイタケとネギ)
3・マグロを鍋にぶっこむ(カマだから先に煮といた方が出汁出そう)
4・ほかのもぶっこむ
5・完成(TE☆KI☆TO☆U)
さて。何の考えもなく煮物を作るはずがありません。
ちゃんと煮物に合わせるワインも用意しておきました🍷
煮物でもワイン。そんな時は…
煮物に合うワインってどんなワインでしょう?
いやそもそも料理に合うワインをどうやって選べばいいのでしょう??
実はこれには色んな方法があり、正解ががっちり決まっているわけでもありません。
(ただやべぇ組み合わせもあるにはあります。その体験談もいつかしますね笑)
その中でも今回意識したのは「味の共通項」です。
これは以前お世話になったレストランのソムリエさんに教わったことですが、甘味でも酸味でも、料理とワインで共通する味があるような組み合わせだと失敗しづらいです。
今回はマグロとふき(とゆかいな仲間たち)の煮物。
魚と野菜を出汁&しょうゆベースで煮込むことを踏まえると、出汁っぽい風味のする中間~ライトめな赤が良いだろう!とワイン2年生なりに判断しました笑
ちなみにもし煮込むのが肉だったら、出汁っぽさ&中間~濃い目のワインがよきですね!
(ブドウで出来てるのに出汁…?)
「新天地」南アフリカのピノ・ノワール
ポール・クルーバー・ヴィレッジ・ピノ・ノワール2019
生産地:南アフリカ・エルギン
品種:ピノ・ノワール
アルコール度数:13%
価格:2700円くらい
祝・南アフリカワインデビュー🎊
「南アフリカでワインなんて作れるの??」という方もいるかもしれませんね。
アフリカと聞いただけで砂漠と地獄のような暑さを想像するかもしれません。
ですがアフリカといえど南の方は結構南極にも近いし、程よく涼しくてワイン生産に向いている地域もあるのです。
特にこのワインが作られるエルギン地区は南アフリカの中でも最も涼しく、ブルゴーニュに近い気候でブドウがゆっくり育つのだそう。
そんなエルギン地区で最も伸びていると高い評価を得ている生産者がポール・クルーバー。
ワイン作りが本格化し、コスパワイン産地として注目を集めつつあるのはここ数年の話。
ですが実は南アフリカ、1659年に初のワインが作られたという記録があるくらいワイン生産の歴史を持つ国でもあるのです。
さて、今回のワインはピノ・ノワール100%。
ピノ・ノワールといえば、和食に合わせやすいブドウ品種の一つ🍇
経験上ピノ・ノワールは出汁や色の薄い肉をイメージするような旨味があり、かつ繊細で透明感があるブドウ品種です。
なので、煮物のように出汁の効いた和食にはぴったりなんですね!この記事書きながらまたよだれが出てきたぜ!←
料理の前にまずはワイン単体で飲んでみます🍷
グラスに注いで…
な ん た る 透 明 感
グラスが平底だからかもしれませんが、料理に完敗しないか不安になるくらい透明。
いやしかし、フルボディとは違った儚げな美しさ…
香りは
う~~ん熟したチェリー系の赤いベリーとたっぷり旨味の香り🤤
そして燻した木のようなスモーキーな香りも…!こんな香りがすることもあるんだなぁと、ピノ・ノワール初心者は驚くのでありました😇
それでは一口…
あ、思ったより酸味!笑
一貫して酸味がしっかり出てて、ツンとした、凛々しさのあるイメージ。
けれどその酸味も、時間が経ってくるにつれて打ち解けてくる感じで、だんだん出汁の風味と溶け合ってきます。そして時折カラメルのような香りも出てきます。
人懐っこくて最初から親しみやすいワインもあれば、今回のピノのように人付き合いがそんなに得意なわけではなく最初は距離を置きがちだけど、仲良くなるといい味出してる!みたいなワインもあります🍷人間関係と一緒ですね笑
さて、肝心のお料理には合うのでしょうか…?
(盛り付けクオリティには触れない。いいね?)
マグロとふきと一緒にワインを口に含むと…
コーヒーのような香ばしい風味がふんわりと。これは当たりのサインだ(※個人の見解です)
醤油入れ過ぎたかも?とも心配したんですが、ふきから出た水分のおかげもあってか案外丁度いい塩梅で、濃さの点でもピノ・ノワールとバランスが良く仕上がっていました!
見た目は「薄かったらどうしよう…?」と思うくらいの透明感でしたが、わき役に徹しながらもちゃんと仕事をしてくれているタンニンのおかげで、醤油やマグロといった多少味強めの食材ともうまくやってくれます🍷
さて、今回は煮物に合わせやすいワインとして、ポール・クルーヴァ―のピノ・ノワールを紹介しつつ、ちゃっかり推しの布教をしました(ほんとにめちゃくちゃ良い声してます)←
僕自身メインは音楽ですが、音楽とワインはよく通じ合っているところがあると感じるし、実際の音楽づくりにおいてワインから思わぬ学びを得ることも多いのです。
いちワイン好きとしてこれからもっと色んなワインを知っていきつつ、いちヴォーカリストとして、ふきのように芯の通った声で歌を届けられるよう精進してまいります🔥
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回お会いする日まで、良いワインライフを!