おいでよ!ワインの沼

ワイン沼の住人・ユキシバによるワイン日記&初心者目線の豆知識

【欧米で流行?】缶入りワインを飲んでみた!【南アフリカワイン】

ワインの沼からごきげんよう、ユキシバです。


家飲み・宅飲み・オンライン飲み会…良くも悪くもコロナ禍を経てすっかり定着しましたね。

 

さて、先日土曜には久しぶりにオンライン飲み会をしておりました。

飲み仲間は音楽をやってる人が多く、各々好きなお酒を飲みながら音楽の話をすることなんか多いですね。

ただ心なしか日本酒好き率が高めで、ワイン沼の民は僕一人…( ˘•ω•˘ )


それはそうと先日あるワインショップでワインを買ったら、ある面白いおまけが付いてきたので、せっかくなのでオンライン飲み会で見せてみよう!と思い…

 

僕「これ、何だと思う?」

 

缶入りワイン・SSR

友人「うーん…エナドリ…とか?」

 

二人に聞いて二人ともエナドリレッドブル的なやつと回答。

 


そう。実はこれ、ワインなんです🍷

 

 

🍷今回飲んだワインはこちら🍷

 

SSR(Smooth Style Red)
産地:南アフリカ
品種:?????
アルコール度数:13.5%
容量:250ml
価格:420円

 


一部の人がガタッ!となりそうな名前のこのワインは南アフリカ生まれ。

 

南アフリカといえばチリ・スペインに続くコスパワイン産地としてこれからの伸びが期待される産地です。

こないだ推しのバースデーに飲んで優勝したこちらも南アフリカワインです↯

 

wine-numa.hatenadiary.jp

 


ワインといえば瓶詰めにコルク栓ですが、日本では何年も前から(主に安価なワインで)特殊なペットボトルや紙パック入りのワインを売り出していましたよね。

 

フランス人からしたらペットボトルなんて邪道!
ワインの規制がザルな日本特有!

なんて思っちゃいますが、実は近年になって缶入り、箱入り、紙パック入りなどのワインが欧米のワイン産地でも流行ってきているとのことなのです。

 

スペインではファン・ヒルなどの人気生産者が箱入りのワインをリリースしたり、聞いた話だとアメリカでは蓋つきのワイングラスに注がれた状態で売っているワインなんかもあるらしいのです!(どゆこと!?)

 

ワンカップ大関のワインバージョンみたいな感じですかね…

 

ファン・ヒルについてもっと知りたい方はこちら↯

wine-numa.hatenadiary.jp

 


~~瓶じゃないワインが流行る理由~~
🍷持ち運びが楽で気軽に飲める
🍷ゴミが少なく環境に優しい


缶入りや紙パック入りワインの魅力は何と言っても持ち運びやすさ
瓶と違って軽く、ソムリエナイフを持ち歩く必要もありません。

 

今までのワインは瓶入り&コルク栓が当たり前。
僕はその方が伝統や歴史を味わえて好きですが、このままだと外で飲むお酒としては選ばれにくいですよね。


それに比べ缶・紙パックワインなら、花見やキャンプ、バーベキュー、どこでも飲めますね!

 

BBQ

 


そして箱入りワイン。
サクララベル・シルバーラベルでおなじみのスペインの人気生産者・ファン・ヒルが箱入りワインをリリースしたと聞いた時は驚きました。

 

箱入りワインは大抵大容量なうえに瓶より安くてお得。一箱が大きいので当然ゴミも少なくなります。
そしてワイン自体は箱の中のパウチに入っているので、注いでも中に空気が入りづらく、ワインが酸化しにくいというメリットもあります。


大容量で安く、酸化もしにくい。意外と機能的かもしれないですよね笑

しかも箱からは注ぎ口が飛び出ていて、そこからジョバーっとワインを注ぐスタイル。

なんとなく樽から直接飲んでるみたいで、それはそれで贅沢な気分を味わえそうですよね!

 

あとは置く場所があるかどうかだけが問題だ…

 

(↑こんなんあったら毎日ガブガブ飲めるな!?)

 

さてSSRに話を戻しましょう。

 

実はSSR缶のどこを見てもブドウ品種が書いてないんですね…

ただ説明によると甘やかな果実味とスムースなタンニンで飲みやすい赤ワインとのこと。

 

 

とりあえず開けてみましょう。

 

…うん!香りはわからないね!!笑

 

 

ワインの香りを味わおうと思ったら、やはりワイングラスのように膨らみのある空間が必要だということでしょうか。

 

グラスに入れたいところですが、せっかく缶ワインなのでまずは缶から直接いただきます🍷

 

 

ではひと口…

 

確かに説明の通り飲みやすい!

 

黒系ベリーのジャムのような甘い風味で、タンニンはほとんど目立たず。

果実味メインでわかりやすく、初心者に優しいワイン!という印象です🍷

 

缶の(エナドリみたいな)デザインも相まって、あまりワインを飲んでる!っていう感じはしません。

それなのに飲んでみたらま紛れもなくワインだというのが何とも不思議で新鮮です笑

 

ジュースを飲むような感覚でワインを飲むなんて初めてですが、こんな感じなんですね…(゜-゜)

 

ワイン缶とグラス

グラスに注いでも飲んでみました笑

 

やっぱりグラスに注いだ方が香りもはっきりわかるし、味もワインらしい深みが出てくる感じがします(当たり前ですね)

ただ、逆に言うと缶から直接飲む方が初心者にとってはかえって飲みやすいかも?とも思いました。

 

飲み進めて缶の中に空間が出来ると、缶からも香りがわかるようになりました。

グラスから香った時はベリーの香りがメインなのに対して、缶から香ると樽っぽい香りが結構強めに感じました。

 

全体を通して複雑な要素はほとんどなく、ジュース感覚で飲むには丁度良いワインという印象でした🍷

 

単にエコだから!とか、缶の方が手軽だから!とかそういう理由ではなく、

「缶で飲んでも成立するから缶入りにした」という思慮をなんとなく感じました。

 

 

ワインのテイスティングはラベルを見た瞬間から始まっています。

 

「セラーや冷蔵庫から取り出し、ラベルを愛で、コルクを抜栓してグラスに注ぐ。
この手間もまた、ワインを飲む時間をより贅沢にしてくれるのだ…!」

僕はどっちかというとこっち派なのですが、冷静に考えれば何も心静かに過ごすだけがワインライフじゃないですよね。

 

青空のもと、気の置けない仲間と開放的な気分でクイクイ飲むワインも絶対美味しいはずなんですよ(※想像上の世界線の話)

 

自宅でリッチな気分を味わうためのワインも良いですが、たまには気軽にガブガブ飲むワインというのも良いものかもしれませんね!

 

ちなみに僕は箱入りワインが気になってます。蛇口をひねったらワインが出てくるんですよ!?何それ天国か!?!?←

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

次回お会いする日まで、良いワインライフを!

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