おいでよ!ワインの沼

ワイン沼の住人・ユキシバによるワイン日記&初心者目線の豆知識

【”アリゴテ”ってご存じですか】若手実力派のブルゴーニュ白【食欲をそそる味わい】

ワインの沼からごきげんよう、ユキシバです🍷

 

投稿は久しぶりとなってしまいましたが、きちんと(?)ワインは飲んでおりました笑

(投稿が空いていた期間にもちょこちょこ訪問して頂けていて、本当にありがたいです!!)

 

音楽の方が忙しすぎてなかなか思うように更新できませんが、出来る範囲でヲタ活しつつ、ワインライフへの好奇心をそそるような話をしていけるよう頑張っていきます!

 

 

「ワイン片手に仕事の会議」のすゝめ



さて、本題に入る前に。

 

皆さんはどんな時にワインを飲みますか?(ワインはまだあまり…という方は他のお酒でも良いですよ!)

 

僕等はというと、音楽関係の会議のお供に飲むことが多いです。

 

 

勿論メインは会議ですよ?笑

ワインの香りや味を味わっていると感性が元気になって、アイデアが出やすくなるんです。

 

乾杯したらまずじっくり香りを嗅いて、それからちょっとずつ口に運びながら、「あぁ~~うんんま( *´艸`)」「○○の味!」なんて話をしながらそのワインへの理解を深めます。

 

1杯目をそろそろ飲み終わるかな?あたりからが本番。

愉快で幸せな気分ですっかりテンションが上がった頃が、最もアイデアが出やすいタイミング笑

 

ろくなアイデアが出なさそうにも見えますが、そもそもアイデアは質より量なので問題ナシ!(いやほんとに)

 

 

ただ、僕はワインなら何でも同じように効果あるんですが、相方はというとワインの種類によって効き方が違うらしいということが最近わかりました。

 

 

体に合うワイン、合わないワイン

 

~相方の場合~

赤ワイン→頭がユカイになる=色んなアイデアが出やすい

白ワイン→頭がまったりする=冷静に作業を進められる

甘口ワイン→眠くなる

スパークリング→あわあわする(?)

 

僕も、「白は飲めるけど赤ワインは体に合わない」なんていう人は見たことがあります。

 

これに限らず、「ビールは飲めるけどワインはすぐ酔う」「酸化防止剤入りだと頭が痛くなる」なんていう話も割とある話。

 

正直「そんなことある??」と半信半疑でしたが、どうやら人間の胃腸が備えている装備(消化酵素)のステータスにもばらつきがあるそう。

結果、同じ成分でも消化吸収が得意な人、苦手な人と出てくるみたいです。

 

加えて同じワインでも赤と白では成分の組み合わせやバランスが違うため、体質的に「赤は平気だけど白は苦手」ということが起きるのもなるほど納得。

 

言われてみれば僕も日本酒は少しだけお腹にグルグル来やすい気がするし、ビールは度数の割に酔いやすいです。

僕の体はワインに最適化されているみたいです←

 

 

お酒は決して無理して飲むものではありませんが、ただテンションが上がるorまったりする程度の差であれば、シチュエーションに応じてお酒を使い分けるというのも乙な飲み方ですよね🍷

 

 

「アリゴテ」を使ったブルゴーニュ

 

さてそろそろ本題に入りましょう🍇

一昨日も会議でワインを飲んでいたわけですが、タイトルでお察しの通り一昨日は白ワインでした。

ある程度方向が固まっているものの内容を詰めて確定させる会議だったので、頭がまったりダウナーモードになるのを逆手にとって無駄なく進めることが出来ました。

 

 

久しぶりに飲んだブルゴーニュの白。

その時のお供がこちら。

 

 

ドメーヌ・マニュエル・オリヴィエ 2019

産地:フランス・ブルゴーニュ

生産者:マニュエル・オリヴィエ

使用品種:アリゴテ

アルコール度数:13%

価格(通常価格):4410円

※セールで買ったので買値はもっと安いです☆ドヤ( ・´ー・`)

 

 

5000円は出さないと美味しいものには出会えないとすら言われるほどの銘醸地・ブルゴーニュ。(※さすがに大袈裟だと思ってます)

 

人気ドメーヌは軒並み高騰、手が届かなくて「掘り出し物探し」にシフトするお客、それに応えるかのように台頭する実力派の若手生産者…ブルゴーニュでもだんだんと若手台頭の波が来ているようです。

 

ただお客の気持ち的に、若手生産者に最も期待するのは「美味しいけど(知名度が低いから)安いワイン」のはず。

 

ですがそこは聖地ブルゴーニュ(?)

一旦美味しいことがばれて人気が出てしまうと、もうどんどん値段が上がってしまうのだそう。

 

 

その中の筆頭格がこのマニュエル・オリヴィエとのこと。

ショップにも「値段が上がる前に!」という売り文句が踊る程、既に現地でかなりの評判を得ている生産者の一人です。

 

ワイン生産のほかに熟成コンサルタントも務めており、彼のクライアントの中にはなんとDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)も。

 

圧倒的名門ワイン・ロマネコンティの熟成コンサルタントを30代で務める実力、そして化学肥料・除草剤を使わない自然派なスタイルのマニュエル・オリヴィエがアリゴテという葡萄で作るのが。今回紹介する白ワインです🍷

 

 

アリゴテって聞いたことありますか?

僕も名前だけ知っていたくらいで、飲むのは今回が初めて。

 

ブルゴーニュの白といえばシャルドネ100%!というイメージ。

けどもう一つだけブルゴーニュで使ってもいい白葡萄があって、それがアリゴテという葡萄なんです。

 

~アリゴテの特徴~

🍇ブルゴーニュ原産の白ブドウ

🍇柑橘の果実味とフレッシュな酸、比較的穏やかな味わいが特徴

🍇病害虫に強く、ブルガリアやロシアなど東欧でも栽培されている

 

昔はシャルドネと比較され、低品質なワインになりやすい葡萄として陰に追いやられていた歴史があります。

 

それでもアリゴテの可能性を信じ続け、今の「名脇役」としての地位にまで押し上げたのが、何を隠そうDRCの共同経営者、オベール・ド・ヴィレーヌ氏なのだそう。

 

 

食欲をそそる味わい

 

この綺麗で繊細な色に、涼しげでしゃんとした柑橘の香り。

そして時折ピノ・ノワールの時にも感じる肉を連想させる出汁のような香り(未だに正体わかってない)

 

 

そしてひと口。

開けたてひと口飲んでまず思ったのが、、、

 

食欲をそそる味わい!

 

ペアリングありきのワイン、という意味ではなく、なんでか料理を一緒に食べたくなるような味だと感じました。

 

 

最初に来るのは香りから受けたイメージ通りの、しゃんとした柑橘の果実味と酸味、ほろ苦さ。

これらが凝縮されていたのが一気に口の中、鼻腔一面に広がる感じ。

 

 

ここまではまだイメージ通りの美味しいブルゴーニュ白という感じで、「そうだね、シャルドネかアリゴテか当てろって言われたら絶対間違えるね!」という感じ。笑

 

 

ただここからがこの子の(個人的に)珍しいポイント。

 

たっぷりの柑橘が過ぎると、後からクリームチーズのような風味が顔を出してきたのです🧀

スーパーでよく手に入るプロセスチーズか、もしくは北海道産(=海外の本格的なやつでないミルキーな)カマンベールに近い風味が。

 

このパターンは地味に初めてかも??

 

 

白ワインなら大体そうですが、この子も冷やしめで飲むのがおすすめ。

やや温度が低い方がキュッと引き締まった果実味や酸味が引き立ちます。

 

 

そして開けてから時間が経ってくると、味わいのバランスにも変化が。

最初の果実味はだんだんと熟した印象を帯び、涼しさの中にリッチさも加わってきます。それに伴いチーズの後味はやや大人しめに。

 

2日目でも味わいは全然衰えません。飲み切らなきゃ!みたいな心配はほぼ不要。

何なら飲みながらこの記事書いてます(コラ

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回はDRCも頼りにした実力派生産者、マニュエル・オリヴィエのアリゴテ100%白ワインを紹介しました。

 

会議のお供としてワインなんて言っても、ふざけているわけでは決してないんですよ!

古代ギリシャの政治家たちは「酒の席で賛成が得られたことを翌日もう一度話し、そこで賛成が得られたものを採用する」なんてこともしていたそうです。

 

最終決定の段階では案を吟味するための冷静さがいる一方、やっぱりアイデアを出す段階ではお酒が良い潤滑油になってくれるんですよ🍇

 

どうです…?これを機に、あなたの職場でもお酒会議を取り入れてみるというのは←

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます🍷

 

皆さんも良いワインライフを!

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