【チョコレートに合うワイン】思わず笑っちゃうほど濃厚な甘口シェリー【バレンタインに】
ワインの沼からごきげんよう、ユキシバです。
今年も来ましたね、バレンタイン。
……
……クソが(情緒不安定)
まぁまぁ、年に何度とない《何の罪悪感もなくチョコやらスイーツやらバクバク食べれる日》ですから、どうせなら楽しみましょう🍫
バレンタインといえばチョコレート。
というわけで、今回はチョコレートに合うワインを紹介していきます🍷
チョコレートに合うワインとは?
ワインが最も輝く場面といえばステーキやそのほかお洒落な洋食。
ワインがスイーツに合うなんてあまりイメージできないかもしれません。
僕も今年でワイン3年生(ワイン好き歴3年目)ですが、そんなとこにまでワイン持ってくる必要あるか?と。
もう「ほんと何にでもワイン合わせようとしてくるやん(´゚д゚`)」って感じです←
特に今回のテーマでもあるチョコレート。
かなり味が濃くて存在感の強い食べ物ですので、ワインもかなり濃いものでないと負けてしまいます。
しかしね、チョコレートに合うワイン…ちゃんとあるんですよ。
「まぁ合わなくはないよね?」レベルではなく、ほんとに好相性なワインが。
だからこそ今回記事にしたわけで笑
ポイントは①濃くて②甘みの強い③チョコに近い味わいのあるワインを選ぶこと。
もうタイトルで言っちゃってるのですが…
そうです。チョコレートに合わせるワインといえばシェリーです。
シェリーの他にはアマローネやレチョートもビターチョコのような香ばしさがあるので、ダークチョコなら合うかもしれません。
アマローネが気になった方はこちらも是非↯
レチョートが気になった方はこちらも是非↯
スペインの伝統酒・シェリーとは
シェリーとはスペイン南部・アンダルシアの南西部で限定的に作られている酒精強化ワインです。
~酒精強化ワインとは~
🍷発酵途中でブランデーを添加することで発酵を止めるワイン
🍷糖分が残った状態で発酵を止めることで甘口ワインになる
🍷ブランデーを添加する為アルコール度数が高くなり、振動や酸化に強くなる
🍷甘口のイメージが強いが、作り方次第で辛口にも出来る
🍷有名どころではシェリー、マデイラ、ポートワイン、VDN(ヴァン・ド・ナチュレル)がある
今でもシェリー生産の中心地となっている町・ヘレスでは、紀元前1100年頃からフェニキア人によってワイン造りが始まったとされています。
一時はイスラム王朝の支配下でお酒造りが禁じられたりもしましたが、14世紀ごろからはイングランドへのシェリーの輸出が始まりました。
食前酒としてイングランドで人気に火がついたことで、シェリー造りがどんどん発展していき、現在に至ります。
思わず笑っちゃうほど甘い濃厚シェリー
ペドロ・ヒメネス・サン・エミリオ
生産地:スペイン・アンダルシア
生産者:エミリオ・ルスタウ
ブドウ品種:ペドロ・ヒメネス
容量:750ml
アルコール度数:17%
価格:4400円
すみません、冒頭でクソがとか言ってたくせにしっかりちょっと早いバレンタイン楽しんでましたm(_ _)m焼き土下座!!
シェリーは白ブドウ100%で作られる白ワインの1種です。
その中でも今回使われているペドロ・ヒメネス種は極甘口専用ブドウで、栽培面積で比べると全体の9%程。(全体の90%がパロミノ種)
エミリオ・ルスタウはシェリー生産において屈指の名門とされる生産者なのだとか。
次にお見せする写真は、シェリーが白ワインだということを頭に入れてごらんください。
茶色!!
茶色!!!笑
信じられるかい…?この見た目で白ブドウ100%なんだぜ…?
過去に古の酒精強化ワインを飲んだ時もこんな色でしたが、新しいワインでもこんな色になるんですね…
グラスに鼻を近づけると、これでもかという程押し寄せてくるラムレーズンの甘ぁ~い香り。
「甘やか」なんていう表現では生温い、もう鼻奥から直接脳髄に来る濃密さ。
期待で思わず顔がにやけちゃいます。
そっとひと口含むと、もう笑けてくるほど甘いww
頭バカなるでwww←
ワインに本格的にはまってからというもの、食事向けのワインばかり冒険してて、極甘口という悦びから長らく離れていた気がします。
ほんの少し口に含んだだけで、ラムレーズンや黒糖の濃密な甘さと、カラメルやガナッシュのほろ苦さが口の中の感覚器官を瞬く間に呑み込んでいく感じ。
このうっとりするような甘味に骨抜きにされる感じ、久しぶりだぁぁ……
おっと忘れるところでした。
今回はバレンタインに合わせてチョコレートに合うワインを紹介してたんでした。
ちゃんと試しましたよ!
手元に3種類あったので試してみましたが、これが一番合いました。
今回のシェリーに関しては十二分に甘いので、そこまでビターじゃない方が合うかもしれません。
こちらのチョコは少しビター寄りなダークチョコで、ナッツの風味が効いている点も好相性の理由だと感じました。
単体で飲むと、脳が骨抜きにされるようなとろりと甘美な甘み。
しかしチョコレートが口の中にある状態で飲むことで、絶妙にワインの甘味が抑えられ、これまた大人の風味が口の中に充満します。
(おまけ①)シェリーvs割れチョコスイーツハイカカオ72%
個人的には好きですが、ここまでビターだとシェリーの甘味を遮るものが無く、あまり口の中で交わってくれない感じ。
寧ろデザートワインよりも、アマローネや樽のよく効いた赤ワインで合うものがあるかも?
(おまけ②)シェリーvs製菓用ダークチョコ
業務スーパーに売ってる例のあれ。僕にとっては最も馴染みのある味。
カカオは50%。シェリーがチョコの甘味を相殺・融合し、カカオの香ばしい苦味が前に出てきます。
僕はこれ好き!!
通常のワインではなかなか出ないであろう粘性。
リキュールのようにバニラアイスにかけても合うこと間違いなしです🍨
あらゆる成分が跡形もなくとろけたような、非常に密度のある味わいと舌ざわり。一口ごとの満足度が半端じゃありません。
これほどの満足度はドイツで買ったアイスワインを飲んだ時以来でしょうか…
ここまで満足度が高いと、いかに酒飲みの僕でも一度に沢山は飲めません。
そうなると気になるのが飲み残しですが、そこは酒精強化ワイン。
普通のワインよりも丈夫に出来てるので、そのまま栓をして冷蔵庫保管でOK。
今日で開けてから3日目ですが、これといって味に変化は見られません。
ワインだからといってそこまで扱いに神経を使わなくて良いのはありがたいですね👍
毎日少しずつ、とっておきのデザートをちびちびと味わう…なんていう楽しみも出来そうです🍷
いかがでしたでしょうか。
今回はチョコレートに合うワインとして、極甘口シェリーを紹介しました。
少量ずつゆっくり味わっていけば、何気ないひと時も贅沢な癒しの時間に。
チョコレートに合わせられるだけあってかなり濃いです。
もう濃いという言葉では片づけられないくらいに…
大切な人から頂いたチョコレートを齧ったら、極甘シェリーを口の中でマリアージュ。
今まで以上に特別な思い出になることでしょう。
大切な人から頂いたチョコレート…???
クソがぁ!!!!(情緒不安定)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ハッピーバレンタイン&良きワインライフを!🥂